カテキンとは、ポリフェノールのフラボノイド類の化合物になります。「エピカテキン」「ガロカテキンガレート」「エピガロカテキンガレート」「エピガロカテキン」といった種類があるのです。
苦味、渋みの主成分で緑茶などお茶類に多く含まれているのはご存知でしょう。そして、殺菌作用が高いことから病気予防に広く活用されてきたのです。
カテキンが含まれる食品
カテキンが含まれている食品は、お茶類以外にも複数あります。代表的なものといえば、コーヒーやワイン、チョコレートなどです。またりんごや柿といった果物にも含まれています。
高酸化作用や血行促進作用が高いので、アンチエイジング効果が注目されています。
緑茶の殺菌効果とは?
日本人の生活に馴染みの深い緑茶です。緑茶は烏龍茶と紅茶と原料は同じになります。
一番の違いは発酵時間になります。茶葉を生葉のまま乾燥させたものが緑茶になります。
緑茶には、抗酸化ビタミンと言われている体の酸化に効果のある物質を豊富に含んでいます。ストレスを軽減させて血行を促進することで、糖尿病や動脈硬化の予防にも効果があります。
さらに、緑茶の渋み成分であるポリフェノールの一種タンニンがありますが、タンニンにはカテキンという殺菌成分が多く含まれています。
カテキンは、1996年O-157が流行しました。その際O-157への殺菌作用があることで広く知られるようになったのです。
名前の由来は”勝て菌”で日本の科学者によって見つけられた成分になります。
近年ではカテキンの殺菌力が口臭や体臭の予防にもなります。しかし、それだけではなく、癌細胞の抑制にも効果があると研究発表されています。
今まで緑茶を飲む習慣がなかった欧米でも、この優れた作用から需要が高まってきています。世界的に知られた健康食品として認知されつつあるのです。
効果的な使用方法とは?
緑茶にはカテキンによる殺菌成分に加えて、血行促進効果や体臭の予防効果があることが確認されてきています。
この緑茶は飲むだけではない効果があります。それは、スキンケアなどに利用することもできます。
緑茶には、肌の免疫機能を助けるビタミンCが多く含まれているのです。緑茶をお湯で煮だした時に多く抽出される成分になります。
スキンケアに使う際には、茶葉をお湯に通したもので洗顔後に顔を洗うことで、洗浄効果があるため、ニキビや肌荒れなどの改善に繋がります。